ベストセラー「未来の年表」の答え合わせをしてみた【2020年の予測と現状】

こんにちは。元旦のゴールドジム休館に絶望しているハルです。

2020年に希望を持っていますか?(唐突)

東京オリンピック開催・5Gの開始等、嬉しい期待もあります。ただ私は、2020年を楽観視していません。理由はこの本と出会ったからです。

2017年6月発売以降、ベストセラーとなった一冊です。人口減少に伴い、ほぼ確実に起こる未来のできごとについて紹介されています。

当時大学院生だった私は「いやいやそんなことないやろ~♪」と楽観視していましたが、上京・働きはじめて考えを改めました。「ほんまかも。。。」と。

この本で予測されていた2020年付近のできごとを、実際のデータと照らし合わせて解説します!

2020年、女性の平均年齢が50歳に!?

「日本人の平均年齢は40後半」をご存じの方はおられると思います。女性に限れば、2020年には50歳の大台に乗ります。

これが意味することは「合計特殊出生率を多少上げたところで、人口減少は止まらない」という残酷な現実です。今までの少子化の影響で「未来の母親」数が劇的に少なくなったためです。

厚生労働省の発表によれば、 2019年の国内出生数が初めて90万人を下回りました。これは予想より2年早いペースの減少だそうです。

「未来の年表」著者は「戦略的に縮む(人口減少を受け入れた制度改革)」「第3子以降に1000万円給付」等の具体案を提示しています。

私の見解としては、「国に頼る時点でナンセンス。個人の幸福を追求して、海外脱出や子どもをつくらない選択は大いにアリ」だと考えております。

ちなみにGACKT様は「歳を取る」でなく、
「歳を重ねる」という表現を使うようです。

2020年、IT人材不足が限界に・・・

人口減少により、今後あらゆる業界で労働力不足が顕著化します。その解決策としてAI開発が期待されていますが、現状はどうでしょう。

2019年の経済産業省の調査によると、依然IT人材不足は解消されないようです。

  • 国勢調査とIT産業従事者年齢を分析した結果、IT人材供給数は増加の見通し
  • しかし同時にIT需要も増加しているため、2020年における人材不足数はほぼ変わらず
  • AI領域においては、4.4万人の人材不足が見込まれる(AI市場の伸びが、予測値と同じ場合)

「未来の年表」著者も” AI 技術の実用化が労働力減少スピードに間に合うかどうかは分からないと私は考えている。 “と述べています。

AIを活用した機能が、生活を便利に変えていることは事実です。ただそれで日々の業務が抜本的に効率化されているかといえば、微妙なところです。

どれだけ便利なAIができても、通勤電車・ハンコ文化・長時間会議をやめない限り変わらないのでは?と考えています。みなさんはどう思われますか?

ハンコ自動押印ロボット“がすでに開発されているようです。
利用料は月額数十万円だとか

2020年、介護離職が深刻化する

2020年、団塊ジュニアの親世代の多くが80代にさしかかります。厚生労働省が調べた要介護認定率は、80~84歳は約30%、85~89歳は約50%です。多くの職場で、介護離職が他人事ではなくなります。

大和総研の調査によると、 介護休業制度の浸透には大きな課題があるようです。

  • 介護休業制度の利用率は大企業(従業員500人以上)でも、3割程度
  • 介護者の9割は介護休業制度を利用していない
  • 介護制度を利用しない主な理由は「職場の人手不足」「申請しづらい職場の雰囲気」

上記調査は2019年発表のものですが、2017年発売の「未来の年表」と概要がほぼ合致しています。特に「申請しづらい職場の雰囲気」は、2年程度では変わらないと改めて実感しました。

実際に私も前職で、有給・傷病休暇を申請しづらい雰囲気をひしひしと感じました。(鬼のメンタルで申請しましたが、「人事、上司に詰められる」+「ボーナスがしっかり下がる」のダブルパンチでした👹)

この経験から「会社という組織で評価される」と「自身の生き方を追求する」は(私にとっては)二者択一であると気付きました。

まとめ

  • 少子化はもはや止まらない。個人の幸福を大事にして!
  • IT人材は依然不足する。「ハンコ押印ロボット」以下の存在になるな!
  • 介護離職ラッシュはもう目の前。今のうちにできる準備を!

参考文献

  • 河合雅司 『未来の年表 人口減少日本でこれから起きること』 講談社 (2017/6/14)