【ポケモン剣盾S16, 氷王戦使用構築】初手ダイマエスバ+ラグザシアン【最終123位 レート2014, 氷王戦4位】

構築経緯

第30回葉桜杯で活躍したカバルドン+ザシアンの並びが、S16トップメタになると予想。カバルドン+ザシアンと同等の立ち回りができつつ、ミラーに有利な構築として【ラグラージ】【ザシアン】を構築の主軸とした。

先行ダイマ+ラグザシによる詰めが最も強力な動きであると判断し、最強ダイマポケモン【エースバーン】、ラグラージが選出できない場合の強力な詰め駒となりえる【悪ウーラオス】をそれぞれ採用。

前述の4体を主軸として氷王戦予選・本戦, レート最終日, 氷王戦エキシビジョンマッチに臨んだ。残り2枠についてはレート最終日に使用した【サンダー】【ドラパルト】について紹介する。

パーティコンセプト

  • 先行ダイマで数的優位を取った後、ザシアンの対ダイマ性能を活かして詰め切る。
  • ザシアンの強力な選出圧力を活かし、相手の選出を予想。釣り交換・交代読み技選択・不利対面ダイマックスなど強気なプレイングで、状況をひっくり返す。
  • ザシアンミラーにおいて、同速負け, 静電気麻痺以外では負けない構築・選出・プレイングを意識する。

個体紹介

ザシアン@くちたけん

  • 【特性】ふとうのけん
  • 【性格】陽気
  • 【実数値(努力値)】167-222(252)-136(4)-×-135-220(252+)
  • 【技】きょじゅうざん/じゃれつく/ワイルドボルト/剣の舞

S15ではムゲンダイナ軸を使用していたが、相手のザシアンが最強過ぎたので今期は採用してみた。結果、鬼神の如き強さを発揮してくれた。

S16は最速HSザシアンが流行していたが、当構築ではダイマ後のスイーパーとしての役割のためASぶっぱ。A+3じゃれつくで、HB特化サンダーを高乱数(68.8%)でワンパンできる。

ワイルドボルトの枠はインファイト・でんこうせっかなどとの選択だが、主軸のエスバラオスが格闘技を持つためインファは不要と判断。サンダーは積極的に選出できる型ではないため、第2の電気打点としてワイルドボルトを採用した。でんこうせっかも試したが、勝利への貢献度はワイルドボルトの方が高かった。

ラグラージ@オボンのみ

  • 【特性】げきりゅう
  • 【性格】のんき
  • 【実数値(努力値)】207(252)-130-154(236+)-×-113(20)-58(最遅)
  • 【技】地震/クイックターン/ステロ/あくび

あくびステロ役としてカバルドンと比較されるが、ザシアンの苦手な対カバルドン・ランドロス性能が光る。カバルドンはあくび→クイタンから有利対面を作る。ラムのみランドロスはラグラージ対面剣舞するので、クイタンからザシアンを展開して、巨獣斬で縛る。

一方ヌケニン、天候変更特性ポケモン、身代わり持ち要塞型ポケモンなど重くなるポケモンも存在するが、構築とプレイングでカバーした。

レート最終日の持ち物はオボンだが、絶対に食べ残しの方がいい。あくび連打するだけで体力回復ができ、相手にラグラージ回復or眠りの強烈な2択を迫れる。

エースバーン@命の珠

  • 【特性】リベロ
  • 【性格】意地っ張り
  • 【実数値(努力値)】155-184(252+)-95-×-96(4)-171(252)
  • 【技】火炎ボール/飛び膝/飛び跳ねる/ギガインパクト

誰もが認める最強ダイマポケモン。ダイマの切り合いでは珠サンダー, イベルタル, ホウオウあたりにも打ち勝てる。

意地っ張り個体のため、S種族値109,110のポケモンに上を取られる、最速エスバに弱くなる欠点が見られた。しかし採用率1位のサンダーを意識し、火力重視にせざるを得なかった。

伝説+ラキヌオーのような選出に対しても、相手ヌオーの受けを成立させずEASY WINを獲れることも多かった。

悪ウーラオス@きあいのタスキ

  • 【特性】ふかしのこぶし
  • 【性格】意地っ張り
  • 【実数値(努力値)】175-200(252+)-120-×-81(4)-149(252)
  • 【技】あんこくきょうだ/インファ/ふいうち/カウンター

日ネク, 白黒バドレックス, BW禁伝, カイオーガ軸など、幅広い伝説相手に選出可能な対面駒。上記への打点を考慮し、陽気ではなく意地っ張り。

カウンターの枠は挑発との選択だが、メタモンへの回答を重視しカウンターを採用した。最終日はメタモンにほとんど遭遇しなかったので、ザシアン受けのウインディ・ヌオーに刺さる挑発でよかった。

黒バド構築はカバによる砂・ステロ展開・ゴツゴツメットなどで、襷ケアされる動きが目立った。黒バド構築に対しては襷ウーラオス@1といった、複数の処理ルートを確保する必要があった。

サンダー@するどいくちばし

  • 【特性】静電気
  • 【性格】おくびょう
  • 【実数値(努力値)】187(172)-×-106(4)-155(76)-111(4)-167(252+)
  • 【技】ボルチェン/暴風/怪電波/羽休め

前期2位のサックーさん使用個体の流用。対面操作用のクッション・ダイマエース・TODと幅広い役割を担ってくれた。一方火力・耐久がもの足りず器用貧乏的な側面も見られ、明確な役割・動きを意識して選出した。

ザシアンが苦手なディアルガ・レシラムなどの伝説・アッキHBサンダーに対して、最速怪電波が刺さった。ボルトチェンジからザシアンに繋ぎ、剣舞の起点にする。

ウーラオスが選出できない場合の対メタモン枠としても活躍してくれた。絶妙に火力が足りないおかげで、コピーされたサンダーはこちらサンダーを突破できない。

ドラパルト@こだわりスカーフ

  • 【特性】すりぬけ
  • 【性格】ひかえめ
  • 【実数値(努力値)】163-×-95-167(252+)-96(4)-194(252)
  • 【技】流星群/シャドーボール/大文字/雷

フェローチェ・レジエレキ・スカーフヒヒダルマなど、相手の高速抜きエースに対する回答。S+2最速バシャーモの上も取ることができ、シャドーボール2発で無償突破できた。

日ネク, 黒バド, カイオーガなど、メジャーな伝説に対して強いところも嬉しいポイントだ。日ネクとよく組まれる壁展開にもめっぽう強く、黒バドは身代わりを無視して上からシャドーボールを叩き込める。スカーフカイオーガの上から雷も打てる可能性の塊だった。

選出パターン

【対ザシアン】先発エースバーン+ザシアン+ラグラージ(orウーラオスorサンダー)

お互い初手ダイマの展開が最も多かった。相手ダイマエースが珠サンダー,リザードンならエースバーンの勝ち、ランドロスなら負ける。

ランドロスが見えた場合はラグラージから展開することもあったが、シビアな立ち回り・技選択が強要される。

ラグラージをワンパンする駒(ボルトロス・ガマゲロゲなど)が見えた場合は、ウーラオスorサンダーを選出した。

【対カイオーガ】先発ドラパルト+ザシアン+ウーラオスorエースバーン

ぶっちゃけ雰囲気でカイオーガを処理していた。「誰にダイマックスを切るのか?」「ドラパルトでダイマックスを切れない展開になり得るか?その場合、エースバーンの選出は必要か?」などを相手のパーティから判断していた。

相手構築にヒヒダルマがいる場合、先発ドラパルトから入る。スカーフ大文字で”分からせる”。(H4orD4ヒヒダルマ確定1発)

相手ラスイチHBサンダー, こちらウーラオスとなった場合、相手は羽休め連打が安定だ。挑発を採用すれば勝てる(可能性がある)。

【対黒バド】ドラパルト+ウーラオス@1

ザシアンがASぶっぱで黒バドには不利を取る型なので、積極的には選出できない。ミミッキュ, カプ・レヒレなど有利なポケモンが見えたときに選出した。

先発は初手ダイマが通りそうな場合エースバーン、スカーフシャドーボールが通りそうな場合はドラパルトから入った。どちらの場合でも、ストッパーとして襷悪ウーラオスは選出必須である。

カバルドンが見えた場合、ウーラオスの襷が潰される可能性大である。あくび展開回避のためラグラージを選出することも多かった。

【対日ネク】ウーラオス@2

日ネクのテンプレ構築は存在しない(取り巻きが人によって大きく変わる)ため、サンダー以外の柔軟な選出を心掛けた。

相手日ネクに先にダイスチルを積まれると、エースバーンでは突破不可能になる。エースバーンで先に展開 or ザシアンで十分な削りを入れる or ウーラオスのカウンターで切り返すなど、複数の処理ルートを用意した。

壁or身代わりバトン展開が見えた場合、ドラパルトでカモる

【対受け構築(ムゲンダイナ, イベルタル, ホウオウなど)】先発エースバーン@2

上記伝説はHB特化やアッキのみ持ち以外、初手ダイマ珠エースバーンを受けきれない。2連守るorダイウォールなどでダイマが枯らされた後でも、エースバーンのギガインパクトで1体以上は持っていける展開に持ち込む。

相手が特殊受けを切るならサンダーorドラパルト、物理受けを切るならザシアンorウーラオスを通す。

重い相手ポケモン

霊獣ランドロス

スカーフ, 珠, ラム、どの型でも無理。初手ダイマの切り合いでエスバが負けても、ザシアンで処理できればまだ挽回できる。(ダイアタックで素早さを下げているから)

化身ボルト, オーロンゲなど電磁波撒き

こちらのパーティで電磁波回避できるのはサンダー, ラグラージだが、壁展開, 怪電波, 草技or挑発持ちでしっかり対策されている。麻痺覚悟でエスバorザシアンで突っ込み、数的優位を取るプレイングで対応した。

Aキュウコン

ラグ展開できないし、エスバのS負けてるし、霰でラオスの襷潰されるし、零度催眠で運ゲ仕掛けてくるし、全体的に無理。

襷ヌケニン

ザシアン選出できませーん。エスバのダイアタックorダイナックル読みでヌケニン出されるとストレスマッハ。その後2連こらえるとかで珠ダメ稼がれて、影打ちで処理してくるのやめろや。

感想

S13ぶりにレート2000乗せることができました。伝説環境では葉桜杯・氷王戦で好成績を残せたため、レートでも最低ラインは突破できて安心しています。

ここまで読んでくださった、読者の皆様に感謝!