森美術館「未来と芸術展」で感動した作品をまとめてみた【アクセス・混雑度も解説】

こんにちは。2019年は年越しパスタを食べたハルです。

美術館、行ってますか?(唐突)

英ユニバーシティー・カレッジ・ロンドンの調査によると、2~3カ月に1回以上芸術鑑賞に出かける人は、早死にのリスクが31%低下するようです。

気分転換も兼ねてよく美術館に行くのですが、今日こんなツイートを見かけました。

うつくしい・・・!これは行くしかない!!!
その2時間後には、森美術館に到着していました。

様々な展示物に感性を刺激され、この感動をどうしても伝えたくなりました。

この記事を読めば、きっとあなたも行きたくなるはずです!

森美術館「未来と芸術展」概要

六本木駅から徒歩数分、六本木ヒルズ内に森美術館があります。

正面入口左側を進むと、森美術館の入り口があります。あまり混んでおらず、チケット購入まで5分程度の待ち時間でした(12/31(火)14時頃)

AI・バイオ技術・ロボット工学・AR など最先端のテクノロジーと、その影響を受けて生まれたアート・デザイン・建築 が展示されているようです。実際に見てみましょう!

【AI × 建築・都市開発】

機械×自然がテーマの作品です。3Dプリントで出力したブロックに、微細藻類を埋め込んでいます。 微細藻類が効率よく光合成を行うことで、造形物内で生物コロニーを形成します。

シンガポールに実際に建つ高層ビルです。建物の空洞部分はスカイガーデンとして運用されており、新しいランドマークとして認知されています。ビルに絡まる植物は今もなお成長しており、鳥や小動物も生息するようです。

幾何学による伝統的な装飾様式と、コンピューターによるシミュレーションを組み合わせた作品です。シミュレーションによる論理的な形態が特徴ですが、美しさと不気味さの二面を感じられます。

【AI × 人々の暮らし】

子どもの掛け声に反応する、AIBOの後継ロボット。かわいい。

ファッション産業の大量生産・大量消費が問題となっています。問題解決の研究実践として、これらの作品は人工合成タンパク質素材が使われているようです。

食用ゴキブリ!?「過酷な環境でも生き残れる」「メス単独で数十匹の子を産める」点では、食料資源として最適なんだとか。ボディビルダー観点だと・・・タンパク質豊富かつペースト状なら食べられます(汗)

【AI × 身体の拡張】

ZOZOスーツ!?(違います)

「身体拡張のための装着型ロボット」と呼ばれる、動力付き義足の展示です。歩行時に生まれる動力をコントロールし、効率的な歩行を再現するようです。

メディアアーティストの落合陽一氏が、著書で以下のように述べていました。

人と機械が融合していくと、近代社会に生まれた、健常者と障碍者のような考え方もなくなってきます。人の肉体としての差は、コンピューター、機械と融合することによって大きな問題ではなくなるのです。

一般的に、眼鏡や補聴器を使う人を障碍者とはいいませんよね。では以下の場合はどうでしょうか。

  • メモやボイスレコーダーを使い、記憶をアウトソーシングする
  • スマートウォッチで心拍数・睡眠時間を管理し、健康を維持する
  • パーソナライズされたリコメンド機能を使って意思決定する(Netflix,Amazon等)

このように多くの人が、人間の機能を機械によって強化・拡張していることが分かります。ここまでヒトとテクノロジーが融合した現代で、義手義足に偏見を持つのはナンセンスでしょう。

しかし次の展示にて、テクノロジーと倫理は切り離せないことを思い知らされます。。。

「外科手術で身体機能を強化された新生児」を表現した作品です。左から順に、以下の機能が強化されています。

  • 鼻梁の中にピンと頭蓋支持具を埋め込む
    ⇛空気力学上、 スポーツに適した顔のデザイン
  • 拡張クリップを用いて、頬を引き伸ばす
    ⇛効率よくカフェインを吸収でき、ストレスの多い仕事ができる
  • 頭皮を引き伸ばして、頭部の面積を増やす
    ⇛より早い熱分散が可能となり、高温度環境でも働ける

この作品を見て、背筋が震えたのは私だけではないはずです。あどけない顔から「倫理とはなにか」と問いかけられている気持ちになりました。

いかがでしたでしょうか?ただ楽しいだけではなく、テクノロジーのありかたについて考えさせられる展覧会でした。ご興味ある方は、是非足を運んでみてください。

AI美空ひばり(いわゆるVtuberのような展示)もお待ちしています。

参考文献

  • 落合陽一『日本再興戦略』 幻冬舎 (2018/1/30)