初心者によくある「ダメな読書法」5選【年400冊の読書家が語る】

こんにちは。ハルです。

読書法についての以下記事が、好評をいただいてます。

読書を始めたはいいけど、なかなか頭に入らない・・・

そんな経験はございませんか?

「いい読書法」は人によって異なりますが、「悪い読書法」は多くの人に共通するのです。

「読んだ内容を血肉に変える」ための、ダメな読書法の避け方を解説します!

速読

少ない時間で、多くの本を読もう!タイムイズマネー!

ちまたには多くの速読法があふれていますが、多くの人は誤解をしています。

読書とは情報を得る手段であり、本の内容が頭に入らなければ意味がないのです。

特に読書習慣がない人が「速読もどき」をしたとしても、1時間後にはすぐ忘れるでしょう。

そこでおすすめするのは、内容について議論できる水準を目指す「深読」です。

深読のススメ

  • 通常の読書スピードで、多くの本を読む
  • 「これだ!」と思う本に出会ったら、複数回読み直す(期間をおいてもよい)
  • その本についての感想・要約・意見などを、SNS・友人等にアウトプットする

「本の内容について十分なアウトプットができる」ことが、深読できている証拠です。

「読み直すのにおすすめの時期」「内容のアウトプット」等については、以下で詳しく解説します!

速読は「読書習慣のある理解力の高い人」が「すでに知っている内容を再び読む」ことにより、結果として速く読めているだけなのです。

マーカーを引く

この文章は重要だ!忘れないように、マーカーを引いておこう!

心理学者の多くは、文章にマーカーを引くことを「覚える手段として無意味」と指摘しています。

マーカーを引いただけで脳が満足してしまい、記憶が定着するわけではないからです。

さらなるデメリットとして、「使える知識として身につかない」が挙げられます。

例えば「終身雇用制度は崩壊する」という文にマーカーを引いたとします。

それだけで果たして「終身雇用崩壊の原因・影響・対策」などの、全体の流れを理解できているでしょうか?

脳の注意はマーカー部分にだけ向かうため、前後の文脈をつかめないのです。

「マーカーは脳の自己満足、前後の文脈理解が大切」と覚えておきましょう。

一方、マーカーを引く行為は「重要な情報の選別」には役立ちます。

完璧主義

せっかく買ったんだから、本は隅々まで&理解するまで読まなきゃ損だ!

上記のような完璧主義には、多くのデメリットが存在します。

完璧主義のデメリット

  • 「現時点における、自身のレベルに合っていない本」に時間をかけてしまう
  • 義務感でイヤイヤ読む一冊より、楽しめる一冊を探すほうが合理的
  • 名著であっても、(あなたにとって)全内容が有益とは限らない

本は情報を得る手段なため、「本に払ったお金より、読む時間のほうが大切」なのです。

「目次を見て、興味ある部分を読む」「多くの作者が気合を入れて書く、本の前半&”おわりに”を読む」などの方法で、自分に合った本か確かめるのも重要です。

本の中盤~後半にかけて、多くの著者(編集者)の集中力が低下します。

さらに本は出版前にページ数が決まっており、 本の中盤~後半は穴埋めの内容になることも多いのです。

忘れる前に復習として読む

記憶の定着には、復習が大切。忘れる前に、もう一回読もう!

読書だけでなく勉強テクとして、多くの人が上記の間違いをおかしています。

結論として「同じ本をもう一度読むタイミングは、”内容を忘れたころ”がベスト」です。

この結果を裏付ける、アメリカで行われたある実験を紹介します。

「どのタイミングで復習すれば、最も記憶が定着するか?」について、学生を対象に調べました。

ある授業内容について、復習のタイミングをずらしてテストを受けてもらいました。

テスト結果

  • 【テスト結果最上位】内容を”忘れかけた時点”で復習し学生
  • 【テスト結果最下位】内容を”忘れないうちに”復習した学生

このような結果になった原因は、記憶のメカニズムにあります。

既に知っている情報について、復習しても脳はエネルギーを使いません。

一方忘れた情報については、思い出す作業が脳に刺激を与えます。

結果として、記憶の定着に結びつくのです。

アウトプットしない

読み終わった~!よし、次の本に行こう!

記憶したことを何も見ずに書き出すことを、「想起練習」といいます。

本を読んだ直後に想起練習を行うことで、強烈な記憶増強効果を得られます。

「主張の構造・要約・自身の意見」などを書き出すことで、本全体の流れをつかみやすくなるからです。

「高度すぎて自分にはできない」という方は、まずは「面白かった主張を3点書き出す」を前提とした読書はいかがでしょう?

いずれにせよ「人に教える(人が分かるように言語化する)」のは、最高の記憶定着となるのです。

まとめ

  • 速読できても、内容を覚えてなければ意味なし!内容をアウトプットできる「深読」を目指せ!
  • マーカーを引くのは、記憶の定着に意味なし!前後の文脈をとらえろ!
  • 面白かった本を再度読むタイミングは、”本の内容を忘れたころ”だ!

参考文献

  • 樺沢紫苑『学び効率が最大化するインプット大全 』サンクチュアリ出版 (2019/8/3)
  • メンタリストDaiGo 『最短の時間で最大の成果を手に入れる 超効率勉強法』 学研プラス (2019/3/5)