【書評】『反応しない練習』の内容を、マインドフルネス瞑想歴4ヶ月が実践してみた

こんにちは。ハルです。

先日、以下の本を読み終えました。

僧侶である著者が、「心のムダな反応を止めて、苦しみから抜け出す」方法を解説しています。

マインドフルネス瞑想とはまた違う、「ブッダ流のストレス解消」について解説します!

「ムカつく!」前に、理解する

「悩みの解決法」について、ブッタは以下のプロセスを示しています。

  1. 悩みがある
  2. 悩みには理由がある
  3. 悩みには解決策がある

多くの人は①⇛②の段階で思考停止してしまい、心をすり減らしてしまうのではないでしょうか。

悩みを理解する、つまり「言語化する」テクニックは、多くの起業家などに使われています。

SHOWROOM代表の前田裕二氏は自身の著書『メモの魔力』で、このテクニックを”抽象化”と呼んでいます。

例えばあなたが仕事に不満があるとして、「具体的に何が不満なのか」をメモするのです。

  • 長時間の会議、満員電車
  • 逐一報告が求められる、煩雑な承認プロセス
  • 飲み会・社内イベントへの強制参加

これらに共通する「生産性のない時間を過ごすこと」が、仕事への不満の正体だと気付きます。

「ムカつく!」で終わらせては、怒りや不満などの苦しみからは逃れられません。

ブッタの教えとは「悩みを正しく理解し、人間の苦悩から自由になる方法」なのです。

貪欲・怒り・妄想は、”三毒”と呼ばれる「人間の三大煩悩」とされています。

「あいつが悪い」はムダな判断

人が悩んでしまう理由の一つに「判断しすぎる心」があります。

以下のような判断は、不満・憂鬱・心配などの悩みを生み出してしまうのです。

  • 「自分は生きる価値のある人間なんだろうか」
  • 「同期のアイツと自分、どちらが優れているか」
  • 「あの上司のことが嫌い。関わりたくない」

このような判断をしてしまう背景には、「自分の考えは正しい」という優越感に浸りたい気持ちがあります。

(仏教では、こうした心理を”慢(まん)”といいます。)

ブッタの”判断基準”は「真実であり、有益である(役に立つ)こと」です。

例えば仕事においては、以下のような基準で考えることが大切です。

  • 売上が上がるか
  • 働きやすい環境につながるか
  • 業務が円滑に進むか

良い悪いという判断は、真実でもなく、有益でもありません。

そのような妄想に囚われる理由は、「判断自体が気持ちいい」「承認欲求を満たせる」ためです。

ブッタが考える「愛」とは

みなさんが上記のように悩む背景には、「競争に苦しむ生き方」があるのかもしれません。

それを解決するには、人間関係をまるく治める心構え「愛」が役立ちます。

ブッダの考える”愛”

  • 【慈しみの心】相手の幸せを願う
  • 【悲の心】相手の苦しみをそのまま理解する
  • 【喜の心】相手の楽しさをそのまま理解する
  • 【捨の心】欲や怒りに反応しない心

仏教では「愛」という感情を、上記4つの心の働きに分けて理解します。

人間は執着から逃れられない生き物であり、「捨の心」が一番難しいかもしれません。

現代には「執着を煽る洗脳装置」がいたるところにあるためです。

  • 【高級品】タワマン・ブランド品・高級寿司
  • 【SNS】「どれだけ自分がすごい人間か」を誇示する装置
  • 【ステータス志向】就職したい企業ランキング、理想の結婚相手の条件

「許したくない」「承認されたい」「勝ちたい」などはすべて”執着”です。

その執着を「世の中のため」「正義のため」「仲間のため」と理屈を作って正当化してはいけません。

「心の反応・働き」を見つめるのが、ブッタの思考法です。

一切の煩悩(ぼんのう)から開放された状態を「涅槃(ねはん)」といいます。

関連記事