悔しい思いをしないために、論破するコツ・テクニックまとめ4選【元外資コンサルが語る】

こんにちは。敷きシーツは週一洗濯のハルです。

論破、してますか?(唐突)

大学院時代は確率・統計を専攻していました。

毎日のように教授や研究室メンバーと議論を重ねた経験から、論理的思考や話の説得力には自信がありました。

しかし外資コンサル時代では、それらが全く通用しませんでした。

「上司の言うことは全て正しい」という雰囲気があり、「お前の反論なぞ知るか、黙って従え」という指示が横行していたためです。

皆さまにもそんな悔しい思いをしてほしくありません。

そこで今回は、簡単に使える論破テクについて解説します!

はじめに:論破は目的でなく手段

まず最初に理解していただきたいことは、「論破は目的でなく手段」ということです。

論破した先には、「相手に行動してほしい」という目的があるはずです。(例:家事の手伝い・業務のサポート・商品の購入)

人間は感情の生き物です。仮に正論で叩き潰しても、相手が行動してくれるとは限りません。

論破とは諸刃の剣であり、最後の手段と心掛けましょう。

特に夫婦・恋人間の論破は、絶対に避けるべきです。そのため紹介する論破テクニックも、仕事上(対上司)を想定しています。

論破テクニック

「意見」ではなく、「事実」ベースで話す

若いうちは多少無理しても死なん!最近の若手は寝過ぎだ!

それってあなたの意見ですよね?睡眠時間が6時間以下の人は、7~8時間の人に比べて死亡率が2.4倍高くなるみたいですよ。(J Epidemiol.2004 Jul;14(4):124-8)

アカデミックな世界(学会・大学の研究室)では、科学的根拠が最も重視されます。

そんな経験のない文系上司ほど、科学的根拠には反論できません。(「反証のため別の科学的根拠を持ち出す」発想すらありません)

「事実ベースの反論」は、これらが主に含まれます。

  • 著名人・専門家・社内のより偉い人の発言

  • 論文・研究データ・数字

  • 自身の業務上の実体験

「誰が言ったか」を重視される会社において、「事実ベース」は若手に与えられた最大の武器となります。

「話す相手の過去の失敗」を批判する

~会社の飲み会にて~

酒を飲まないなんて、人生の半分損してるぞ!「酒は百薬の長」って言うだろ?

でもあなたは以前、飲酒が原因で身体壊されてますよね?そんな人が言っても説得力ないですよ?

上記について、 「酒は百薬の長」 (適量の飲酒は健康に良いこと)を論破できていないことにお気付きでしょうか?

「話の内容」の論破が難しければ、「話す相手自身」を批判するのも有効です。

モンタナ州立大学にて、学生500人に架空の論文を評価してもらう実験を行いました。

論文には研究者(論文を書いた人)に関する3種の情報が、別々に加えられています。

  1. 研究者の学歴が低いこと

  2. 研究者の性格がだらしないこと

  3. 研究者が過去に不正を働いたこと(データ改ざん等)

①・②は評価に影響せず、③の情報を加えた論文は評価が著しく下がりました。

上記を実践すれば、「話す本人が達成できていない内容」は簡単に論破できます。(例:太っている人のダイエット法、稼いでない人のビジネス勧誘)

一方で「相手を必要以上に貶める」「論点がずれていると、反論を受けやすい」デメリットもあります。

「前提の質問」で、相手にボロを出させる

お客さんの利益のためには、お客さんの言うことは全て聞かないといけない。お客さんが会議を求めてるから、 プロジェクトメンバー全員参加だ。

そもそもこの会議の目的って、業務の進捗報告ですよね?メンバー全員の工数(15人×3時間)をかけて、対面で会議する意味ありますか?

上記の質問は、2つの意味を含んでいます。

  • 【問題の再定義】
    「そもそも何で、こんなことしてるんだっけ?」と、本来の目的を明確にする。「進捗報告」が目的なら、チャット・メールでも問題ないはず

  • 【自己矛盾を誘う】
    「前提」と「行動」に矛盾が生じるので、そこを指摘する。「お客さんの利益のため」という前提は、「全員会議参加(=ムダな工数・費用の発生)」という行動と矛盾している

「先生・先輩・上司は経験が長いから、言ってることは全て正しい」なんて思ってはいけません。

ハーバード大学の論文によると「成功するリーダーになるために、下積み経験は必要ない」と指摘しています。

「業界経験が浅いからこその、型破りな思考」「他業界では常識のアイデアを、そのまま取り入れる」等のメリットがあるためです。

まとめ

  • 論破したからといって、相手が行動してくれるとは限らない。多用は厳禁だ!

  • 「事実ベースの反論」には誰も反論できない。いざというときに備え、リ知識をストックしておこう!

  • 「相手の過去の失敗」を批判するのも効果的!最も手軽かつ、相手を傷つける反論だ!

参考文献

  • ひろゆき『論破力』朝日新書(2018/10/30)

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