【毒親持ちが語る】「毒親を捨てる」ために行ったこと【毒親エピソードも公開】

こんにちは。「家族愛」「親子愛」がテーマの映画には手を出しにくいハルです。

「毒親」という言葉をご存知ですか?

「親子関係の悩み」は現実・創作物問わず、人類の普遍的テーマではないでしょうか。

私も毒親に大いに悩み・苦しみ、今もなお複雑な感情を抱いています。

表には出さずとも、同じような悩みを持つ方はきっと多いはずです。

今回の記事が、 そのような方の助けになればと幸いです。

「毒親」の定義

【毒親】:肉体的や精神的虐待・ネグレクト(育児放棄)・過干渉や支配等を行う、子どもの人生に害をなす親。「しつけのために」「あなたのためにやっている」はもはや常套句。

著名人ですと、 ヴァイオリニスト高嶋ちさ子氏のエピソードが有名でしょうか。

一瞬で見極める、毒親の特徴

メンタリストDaiGo氏によれば、毒親の最大の特徴は「ネガティブな感情で子どもを支配する」ことです。

  • お前の学費や生活費、誰が出してると思ってるんだ?
  • (兄弟姉妹)や(クラスメイト)はできるのに、なんであんたはできないの?
  • (公衆の面前で)この子は本当に頭が悪くて、親として恥ずかしいです~

このような言葉で屈辱感・劣等感・羞恥心を煽り、子どもを操ろうとします。

上記に該当せず、「門限が厳しい」「お小遣いが少ない」「習い事が多い」等のストレートな厳しさは、毒親に該当しないようです。

私の毒親エピソード

以下が実際に経験した、母との思い出です。

  • 食事を作った直後に食べなければ殴られる。もしくは真冬に3時間ほど、屋外に閉め出される。
  • 「ゲームは1日1時間」をオーバーしたら、ゲーム機を叩き割られる。なぜか遊戯王カードも破り捨てられる。(ゲーム機は祖父祖母のお年玉で買ったもの)
  • 共用ノートパソコンを、同じ部屋のソファに移動して使いました。「ノートパソコンを元あった場所から動かしたら、WiFiが壊れるやろ!!」と殴られる。

このような「気に入らなければ、とりあえず暴力で解決する」英才教育を6~13歳まで施されてきました。

身体的虐待だけでなく、上記「ネガティブな感情を煽ること」には18歳で家を出るまで苦しめられました。

私が6歳のとき、父が他界しました。母いわく「父の代わりをやっていた」そうです。(父にも同じような英才教育をされました)

13歳の時、とうとう我慢の限界が来ました。「同じ目にあわせてやる」として、母の顔面を殴り返しました。それ以降、身体的な暴行はなくなりました。

そこで「殺らなきゃ、殺られる」というこじらせマインドを学んでしまいました。。。

なぜ「毒親」が誕生するのか

脳科学者の中野信子氏によれば、”オキシトシン”という脳内物質が強く関わるようです。

【オキシトシン】:脳に愛情や親近感を感じさせる、別名”愛情ホルモン”。セックスと分娩の際、最も分泌される。

オキシトシンは人間関係を作る大切なホルモンであり、男女問わず分泌されます。

しかし、オキシトシンが増えることでデメリットも発生します。

それは「強い愛情が、”憎しみ”や”妬み”を引き起こす側面を持つ」ことです。

赤の他人なら気にならないのに、親しい存在(恋人や家族)の言動に無性に腹が立つという経験はございませんか?

毒親からすると「ここまで愛情を持って育ててあげてるのに、どうして私の言う通りにしないの!?」という気持ちになります。

本人が悪気を自覚するケースは、むしろ少ないのです。「毒親」問題が、ここまでこじれる大きな理由です。

警察庁のデータによれば、殺人事件(未遂含む)の54%が親族間によるものとなっています。。。

愛情ホルモンが虐待につながるとは、皮肉なものです。

「毒親を捨てる」ためにしたこと

毒親に限らず、相手を変えることは無理。自分を変えないと状況は変わらない」と気付きました。

じゃあ具体的に何を変えればいい?について解説いたします。

考え方を変える

ベストセラー「嫌われる勇気」における「目的論」の考え方が、非常に参考になりました。

【目的論】: 人間の行動は、過去の原因ではなく、未来の目的によって決められるとする考え方 。アドラー心理学における重要な概念。

例を挙げると、【×】から【◯】の考え方への転換が重要となります。

  • 【×】私が人を愛せないのは、親から十分な愛情を受けなかったためだ
  • 【◯】人を愛せない状況を合理化するために、過去のトラウマを引用している

この考えを理解できたとき、全身に電流が走りました⚡

毒親に苦しめられた記憶は、非常に辛いものでしょう。

目的論の考え方を使って、(毒親など関係なく)自分のやりたいことを行う発想・行動の変換はいかがでしょうか?

環境を変える

実業家の堀江貴文氏(ホリエモン)が、各媒体で以下のように述べています。

「田舎に住むITリテラシーの低い親ほど最悪なものはない。テレビ等の旧態依然としたメディアに価値観を毒されているからだ。意識的に距離をとったほうがいい」(要約)

毒親あるあるに「子どもに対する、自身の価値観の押し付け」があります。

もし経済的に自立できている状況なら、速やかに親元を去ることをおすすめします。

物理的に距離を取れば、干渉も少なくなり、心も落ち着くでしょう。

「親や上司の期待」には際限がありませんよ

まとめ

  • 毒親最大の特徴は「ネガティブな感情を煽り、子どもを支配する」こと
  • 毒親は自身の行動を客観視できない。速やかに離れるべき
  • 毒親最大の悪影響は「現状を変えようとしない、合理化の理由」になること

参考文献

  • 中野信子『キレる!』小学館文庫,2019年
  • 堀江貴文『お金や人脈、学歴はいらない! 情報だけ武器にしろ。』ポプラ新書, 2019年
  • 岸見 一郎 , 古賀 史健 『嫌われる勇気』ダイアモンド社,2013年